雨の街角

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2017 愛媛レトロ旅 7
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ちょっとお休みしていた愛媛の写真に戻ります。

島のモノ喫茶 田中戸をあとにして三津の街の散策に。
帰る前に可愛かった奥さんの後ろ姿だけ撮らせて頂きました。
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| 2017.10.07 Saturday | 旅行 | comments(4) | - |
京都駅
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先日東寺で写経をしたお話をしましたが、その後京都駅まで歩きました。
京都駅構内にはいろんなものがあります。
八条口(新幹線の駅)には以前は近鉄名店街というのがあってちょっと古い感じの土産物屋さんと喫茶店などの食べ物屋さんが並んでいたのですが、数年前に「みやこみち」という名前に変わってちょっと洒落た感じに改装されました。

私が昼食のために入ったこのお店は名店街の時からありましたが、大好きなお店の一軒です。
鳥屋さんなのですが、この山椒焼きがめっちゃ絶品。
私たちが入ったのと同時にカップルが一組入って来たのですが、彼らは唐揚げ定食を頼んでいました。
「ここは山椒焼きが美味しいのよ、名物なのよ」と言ってあげたかったのですが、余計なお世話なのでやめておきました(笑)
ちょこちょこ行くので店のお姉さんも覚えてくれているようでお会計の時「いつもありがとうございま〜す」って言ってくれます。
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| 2017.10.06 Friday | 京都・神戸 | comments(4) | - |
第六章 苦悩 〜可愛い顔をして強引な男〜

しかし、ノボルから電話があったのは、そのすぐ後のことだった。
「由香ちゃん?俺、ノボル。さっきは送ってもらってありがとう」
「何でうちの電話番号知ってるのよ?」
「ごめん。克己から聞き出した。どうしてももう一度会って欲しくて」
「私、彼氏がいるから」
「知ってる」
「知ってるのなら…」
「彼氏がいたって友達にはなれるよね?克己だって友達なんでしょ?」
「分かった、分かった。じゃ、あなたと私は友達。それでいいでしょう?じゃあね」
面倒になり、由香はノボルの次の言葉も聞かずに、電話を切った。

その「分かった」という言葉をどう解釈したのか、ノボルは電話を切った数時間後、また電話をしてきた。
「今、由香ちゃんちの近くまで車で来てるんだ。家まで行くから、ちょっと出てきてくれない?」
「あなたねぇ、一体、何考えてるの?困るよ、突然来られたって」
由香は怒りながら答えたが、ノボルは怯んだ様子もなく言った。
「だって、このくらいしないと会ってくれないでしょ?とにかく出てきてね。家の場所は克己から聞いたから」
そう言った瞬間、電話は切れた。
ノボルは、女の子みたいな風貌の割には、かなり強引な男だった。

「汚い車でしょ?由香ちゃんの車に比べたらボロボロ。でもこの車、可愛い奴なんだ。俺の大事な相棒」
由香が彼の車に乗った途端、聞いてもいないのに、ノボルは一人話し始めた。
「車も好きだけど、単車も好きなんだ。夏休みになったら、いつも単車でひと月かけて北海道をまわるんだ。金がなくなったら喫茶店とかレストランとかバイトさせてくれるところを探して、いくらか稼いだらまた出発って感じでね。北海道はそういう単車野郎がいっぱい来るから仲間も出来て楽しいんだよ」
何も言わない由香に、ノボルは一人話し続けた。
「俺、喫茶店で会った時から、一目見て由香ちゃんのこと気に入ったんだ。克己からは、由香は彼氏がいるから駄目だって言われたけど、他の子は目に入らなかったし」
「そう…」
由香は、ノボルの方を見る訳でもなく、ずっと窓の外だけを見ていた。

「今、克己と同じ学校に通っているんだ。って、そんなこと言わなくても知ってるか。でも由香ちゃんは絶対に知らない、すごい話があるんだよ」
そんなことを言えば「何々?」と興味を示すとでも思ったのだろうか。由香は余計しらけてしまい、深いため息をついた。そんな態度にも、ノボルは全く動じなかった。
「これでも、ロッカーでね、俺。今は髪も短くしちゃったけど、バンドやってた頃は、床に着くほど長い髪だったんだ」
「床に着くほど?」
ノボルは『待ってました』とばかりに、由香の方を見て、にっこり笑って言った。
「やっと口を利いてくれたね。良かった。ずっと寂しそうだったから」
「寂しそう?私が?そ…うだね」
由香は窓の外にあった視線を膝元に落としながら言った。
「彼氏がいるって聞いてたのに、寂しそうな顔してたじゃない?喫茶店でもボウリング場でも」
「誰かと賑やかに楽しく騒ぐような気分じゃないの。今日も克己に合コンしようって言われて、嫌々メンバー集めただけだし。彼も、元気がない私を心配して声をかけてくれたとは思うんだけど」
このとき、由香は、初めてノボルと会話らしい会話をした。
「俺、由香ちゃんに見てもらおうと思って、張り切ってスコア230も出したのに、チラッとも見てくれなかったよね」
ノボルは苦笑いしながら言った。
「230?上手なんだね」
「ボウリング場でバイトしてるから。営業が終わった後、練習してるんだ」

可愛い顔して強引なノボルは、こうして由香からすんなりと会話を引き出した。
『そういえばお兄ちゃんとも初めこんな感じだった。全く口を利かない私に、お兄ちゃんはしきりに声をかけてきたんだった』
由香はまた、お兄ちゃんを思い出していた。



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| 2017.10.05 Thursday | ニタモノドウシ | comments(8) | - |
秋の日に東寺で写経
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松山の写真をたまにお休みしていろいろ混ぜてご報告。
というかね、気づかれた人がいるかもしれませんが、記事の下にブログランキングのバナーを貼っているのですが、女性カメラマンっていうのと写真詩っていうランキングを貼っていたんです。追伸あなたへというカテゴリーが写真詩なのですが、最近ほとんど更新してないしなぁ…と思って。それなのに写真詩のランキングを貼っておくのも申し訳ないな、「詩を見に来たのに、ないじゃないか!」って怒られるかなと。
それで先日写真詩をやめて京都風景写真のランキングに変更したのです。ところが、最近松山旅行の写真ばかり載せてるでしょ?写真詩も京都写真もないじゃないか!ってことになりそうで(笑)だから今日は京都の写真を載せることにしました。

ランキングね、自分でもほとんど押したことがなくて、この前ランキングの内容を変えようと思って久々にクリックしたら自分のページに入れなくて焦りました(笑)
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| 2017.10.02 Monday | 京都・神戸 | comments(8) | - |
第六章 苦悩 〜克己からの電話〜
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「由香?彼とはどうなんだよ?その後」
克己から電話があったのは、由香がそうやって自己嫌悪に陥っている頃だった。
克己は、お兄ちゃんに「元カレがヨリを戻そうと言って困っている」と嘘の相談をしたあの元カレだった。
先日、克己から電話があったとき、元気がないことに気づかれてしまい、仕方なく、彼とは会えない日が続いていることを打ち明けていた。
「あれからもずっと会ってない…電話もほとんどない」
由香は、すっかり滅入った声でつぶやくように言った。
「もうあきらめろよ。そんな男忘れて、コンパでもやろうぜ」
克己はやけに明るく言った。
「コンパ?」
由香は少し怒った声で言った。
「おまえも、会えない男のことばっか考えてないで、パーっとやった方がいいって」
自分が騒ぎたいというのももちろんあっただろうが、克己も多分、心配してくれているのだろう。
その気持ちが分かった由香は気乗りしないが彼の誘いに応じることにした。
「じゃ、5,6人集めといて。とりあえず元気出せよ。じゃあな!」
克己は楽しそうな声のまま電話を切った。

当日、約束の喫茶店で集合した後、ボウリングに流れることになった。
みんなが楽しそうにボウリングをしている中、由香一人、ゲームにも参加せず、後ろの席でぼんやりと考え事ばかりしていた。
『そういえば、初めてのサークルはボウリングだったな。あのときはお兄ちゃんのこと大嫌いだと思ってたんだ。居酒屋で意気投合するまでは嫌いだったんだ。そのまま嫌いでいた方が良かったのかな』と。

「…な、おい、由香!聞いてるのか?」
克己が声をかけてくるまでゲームが終わっていたことにすら気づかなかった。
「あ、ごめん」
由香はうつろな目で答えた。
「悪いけど、あいつ送ってやってくれよ」
克己があいつと指さしたのは、とても可愛い女の子のような男の子だった。彼は由香と目が合った瞬間、ペコリと頭を下げた。
「何で?克己が送ってあげればいいでしょう?」
由香は、頭を下げた男の子の視線を無視し、克己を睨むように答えた。
「いや、あいつ、おまえが気に入ったらしいんだよ」
克己は由香の耳元でこっそりささやいた。
「そんなこと知らないよ。第一、私はそんなつもりで来たんじゃない。克己だって知ってるでしょう?」
由香はきっぱりと言い放った。
「俺も言ったよ。由香には彼氏がいるって。でもあいつ、聞かないんだ。とりあえず駅までだけ送ってやって。あいつの家、遠いから電車で来てるんだ。な、頼むよ」
克己は言いたいことだけ言って、去ってしまった。
由香は言い返す気力もなく、克己の指示に従った。

「行くよ」
由香はポケットから車の鍵を取り出して、克己があいつと指さした男の子に言った。
そして振り返ることもなく、早足で駐車場に向かった。女の子みたいな男の子は後ろからトコトコ着いてきた。
彼はノボルだと言った。聞いてもいないのに、自分の名前をそう告げた。
由香は全く興味がなかった。
車内でも一言も口を開くことはなく、彼が告げた駅まで送っていくと
「じゃあね」
とだけ言って、車から降ろして去った。



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| 2017.09.30 Saturday | ニタモノドウシ | comments(10) | - |
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