雨の街角

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| 2019.08.11 Sunday |
西陣 おさんぽ 2
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私が6年間通った小学校です。
大きく見えますが、本当に小さい学校でした。
ドーナツ化現象というのでしょうね、市の中心部だったため、住んでいる人が少なく、当然子供も少なくて、全校生徒は200人いなかったと思います。
1年、2年、3年…と一学年一クラスでした。

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| 2015.06.30 Tuesday |
高校2年 14.修学旅行 その1

初めての恋が終わった。
始まった恋の話をしたこともなければ、もちろんのこと、非情に終わった恋についても、誰にも話すことはなかった。

恋が終わりを告げたすぐあと、修学旅行があった。3年になると受験で忙しくなるので2年で修学旅行に行くことになっていた。行き先は北海道、6泊7日の旅。往路は寝台列車で、復路は飛行機での移動ということだった。

グループ分けされ、旅行なんてどうでもいい私は、人数が足らない、クラスでも未だに顔と名前すら一致しないような大人しい子たちのグループに入ることになった。
休み時間になるたび、持ち物や自由行動についてみんな楽しそうに話していた。私は反吐が出そうな顔をして彼女らのざわめきから遠ざかろうとした。
「あ、あの…自由行動について何をするか、午後のホームルームで提出することになってるんだけど…」
顔と名前も一致しない私のグループの子が、立ち去ろうとする私に声をかけた。
「あなたたちの好きにして。どうせ私は自由行動なんて参加するつもりないから」
困った顔をする彼女らの視線を無視し、私は午後の授業とホームルームには出ずに早退した。

翌日、私の机の上には彼女らが決めたであろう、札幌市内での自由行動の内容が書かれた紙が置いてあった。
『ラーメン横町でラーメンを食べて、大通り公園を散歩、雪印パーラーでパフェを食べる』
つまんない計画…その言葉は口に出さなかったが、私はその紙を無造作にたたんで鞄にしまった。
本当に本当に、心底どうでも良かった。
元々修学旅行なんて興味がなかったのに、ハジメとのことがあって私は何もする気がしなかった。何も考えられなかった。
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| 2015.06.29 Monday |
西陣 おさんぽ 1
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前回までお届けした岡崎から少し離れて西陣へ。

と、その前に岡崎から銀閣寺まで人力車に乗ってみました。
人力車のお兄さんって、京都の人はほとんどいません。地方から来てる大学生とか嵐山の方に行くと役者さんの卵とかが多いそうです。
そこそこもらえるそうですよ。でも大変だろうなぁ。
時々乗るのですが、会話してるうちにすぐ30分が終わっちゃいます。
今回話したのは「ものすごく体重の重い人が乗ってきたらどうするのか」って話でしたが、彼らは200キロくらいまでは人力車をひけるよう、訓練してるそうです。なので1人辺り100キロだったら2人いけるそうですよ。ただ、坂道は無理なのであまりに重い人は降りてもらうそう(笑)
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| 2015.06.26 Friday |
高校2年 13.もう二度と恋なんてするものか
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ハジメからの電話はまだ続いていた。

「実は…あいつが、サトミが小雨に会いたいって言ってるんだ」
「サトミさんが?私に?何のために?」
「俺の友達なら自分も会ってみたいって。それから電話のこと、謝りたいって。俺は駄目だって言ったんだけど、聞かないんだ。会わせられないなんておかしいよって、また疑いだして」
「疑い?疑いじゃなくて、それは事実だって言えばいいじゃない」
ハジメは私のその言葉に黙ってしまった。

「ね、どうしてサトミさんという恋人がいるのに、私につきあってくれなんて言ったの?私のことが好きだって言ったのは嘘だったの?どういうつもりだったの?」
私はたたみかけるようにハジメに聞いた。
「小雨のことを好きだと言ったのは嘘じゃない。中学の時から好きだったっていうのも嘘なんかじゃなかった。高校に入学してからもおまえのことを思ってた。けど、俺の気持ちを伝える機会もないだろうとあきらめた。同窓会の連絡があったとき、俺は嬉しかった。おまえに会える口実が出来ると。そのときはサトミのことを…忘れてた」
「それじゃ、どうして私じゃ駄目なの?サトミさんじゃなくて私を選んでくれなかったの?」
「おまえは…小雨は強い女だから、俺がいなくても大丈夫だろう?サトミはあぁ見えて弱い女なんだ。放っておけない女なんだ。だから…」
その言葉で私は全て終わったことを悟った。
ハジメは何も分かっていなかったのだ。私の寂しさも悲しさも、私にはハジメしかいないと言った本当の意味も。
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| 2015.06.25 Thursday |
岡崎 秋のおさんぽ 2
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南禅寺に着きました。
南禅寺は疎水の線路を通って水路閣を通ったところにあります。
表からの入り口じゃないですけどね。
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| 2015.06.23 Tuesday |
岡崎 秋のおさんぽ 1
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秋のおさんぽって気が早いねぇって思われましたか?
いや、実は気が遅い、遅すぎるという記事です(笑)
去年の9月の終わり、祝日か祭日かだったと思うのですが、いつもの母校での仕事が終わり、空を見上げるとこんな良い天気だったので小さいカメラを片手にぶらぶらしてきた写真を今頃出そうと思ったのでした。
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| 2015.06.22 Monday |
高校2年 12.終わった恋を抱えたままで

なくなってしまった、何もかも。
ハジメはたった一人の友達だと思っていたのに、親友だと思っていたのに。そして大事な恋人だったのに。
けど、そう思っていたのは私だけだった。
彼の方は、学校に行けばたくさんの友達がいる。それは分かっていた。けど、そこに恋人までいたなんて。
好きだと言い出したのは、ハジメの方だったのに。つきあって欲しいと言い出したのも彼だったのに。
なのに、どうしてこんな形でこの恋は終わってしまったのだろう。どうして私だけがこんなに辛い思いをしなきゃいけないのだろう。

フラフラとした足取りで、私は家に辿り着いた。
家には幸い誰もいなかった。
泣きたい訳じゃなかった。涙すら出なかった。
けど、こんな情けない顔、家族に見せたくはなかった。

居間の机には、父のタバコが置いてあった。私はそれを持って自分の部屋に上がった。
自分の机に座り、タバコに火をつけてみた。吸うと口の中が煙まみれになった。
次の一口は深呼吸をするように吸い込んでみた。初めてタバコを吸った時、むせたり咳き込んだりする姿をテレビなどで見ていたけど、そんなことはなかった。
ただ、少し頭がクラクラした。そのクラクラがそのときの私にはとても心地よかった。

それが私が吸った初めてのタバコだった。
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| 2015.06.20 Saturday |
高校2年 11.無惨に散った恋

翌日、約束の時間にハジメはバス停で待っていた。
バスから降りた私に、ハジメは手を挙げながらほほえみかけた。
いつもは嬉しいその笑顔が、私にはとても苦しかった。

その日、私たちはハジメの家でゲームをすることになっていた。
私は夕べのサトミの電話のことは何も言わなかった。
いつもと変わらないハジメの態度を見ると、サトミも彼にはまだ何も話していないようだった。

彼の家に着き、いつものようにお茶を入れてくれるあいだに、私は一人彼の部屋へ上がった。
いつもは気にならないハジメの部屋が妙に気になった。
サトミに関する何かを見つけてしまいそうで、私は下を向いた。
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| 2015.06.18 Thursday |
幕末と龍馬 4
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今日は寺田屋を紹介します。
寺田屋は龍馬が京都に住んでいる時に通っていた宿屋です。
この寺田屋で、刺客に襲われそうになったとき、妻となるお龍さんがその気配を察して龍馬を助けたという逸話が残っています。
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| 2015.06.16 Tuesday |
幕末と龍馬 3
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清水寺から産寧坂、二年坂を降りてねねの道に入る手前に坂道があります。
そこを登っていくと「京都霊山護国神社」があります。
どうなのかな?そんなに有名ではないのかな??
護国神社は、国家のために殉難した人を祀るための神社でそこには坂本龍馬や中岡慎太郎のお墓もあります。
ちなみに入るのに300円です。
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| 2015.06.15 Monday |
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