雨の街角

| PROFILE | COMMENT | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | ニタモノドウシ |
幸せを運ぶタクシー
1.jpg
昨日も一日中雨でしたね。
秋雨前線大いに活動中ってところでしょうか。

昨日は朝からまず中央郵便局に行きました。旦那が国際郵便を出しに行くというので。
旦那がEMS用紙を書いて手続きをしてる時間、暇だったので中央郵便局内のいろんなものを売ってるところをウロウロ。
特定郵便局にもレターセットなどを売っていることはありますが、ほんの数点あるだけで、それも発売してすぐだけ。
だからいつもいろんなグッズを売ってる中央郵便局は楽しいです。
続きを読む >>


ランキングに参加しています。応援して頂けると嬉しいです。 にほんブログ村 写真ブログ 女性カメラマンへ にほんブログ村 写真ブログ 京都風景写真へ



| 2017.10.16 Monday | 京都・神戸 | comments(1) | - |
第六章 苦悩 〜ノボルとお兄ちゃん〜

「もしもし、由香?突然だけど、私、この前から吉川君とつきあってるんだ」
電話の主は、純子だった。
「え?吉川君と?」
「うん、あの合コンで意気投合してね。幹事の由香には報告しておこうと思って」
純子は、ノボルと出会った合コンに誘った、高校時代の友達だった。
そしてノボルと吉川君も、高校からの友達だった。由香と純子は別の学校に通っていたが、吉川君とノボルは高校を卒業した後も、同じ学校に通っていた。
ノボルが以前組んでいたバンドの仲間でもあり、ノボルは吉川君のことを親友だと話していた。
コンパの時、ずっとぼんやりしていた由香は、純子と吉川君の様子など、全く見ていなかったので、純子の話には正直驚いた。

「吉川君とノボルくんって仲がいいんだって?今度4人で遊ぼうってことになったんだけど。ダブルデートってやつ?」
純子はそう言って、嬉しそうに由香を誘った。
「純子たちはつき合ってるのかもしれないけど、私とノボルはそんな関係じゃないよ」
そう言って渋る由香に、純子は冷たく言った。
「由香、まだお兄ちゃんのこと引きずってるの?もう、彼のことは、いい加減あきらめた方がいいって。ほとんど会ってないんでしょ?連絡もあまりないって言ってたし。つきあってるのなら、普通あり得ないよ、そんなの。冷静に考えてみなよ」

お兄ちゃんと会わなくなってどれだけ経っただろう…
「もう他に女が出来たんだよ、きっと。由香だって薄々そう思ってるんじゃないの?」
純子はたたみかけるように言った。
彼女は、お兄ちゃんから連絡がなくなってきた頃、心配して遊びに誘ってくれていた友達だった。だから、由香とお兄ちゃんとの経緯をだいたい知っていた。
その純子がここまで言うのだ。いや、純子が言う前から、由香も心のどこかで思ってはいた。
彼から連絡がないのは、バイトが忙しい、ということだけが原因じゃないのでは?と。
純子が言うように、他に女が出来たのかもしれない。そうじゃなかったとしても、自分に対する興味が薄れたことだけは確かだろう。
あれだけ頻繁に連絡があったのに、急に途絶えてしまったのは、明らかにおかしい。

数日後、純子の提案通り、ノボルと吉川君と純子、そして由香の4人で飲み会をやることになった。
ノボルと吉川君はバンドを組んでいただけあってとても歌が上手く、飲み会の後に行ったカラオケは、大いに盛り上がった。
ほんの少しだけ、由香は現実を忘れられた。

純子たちも交えて4人の時もあったが、由香はそれからもほぼ毎週ノボルと会っていた。
ノボルは、どこかしらお兄ちゃんに似ていた。女の子のように可愛い外観や、車よりもバイクが好きなこと、モテるだろうと思うのに、イマイチ女の子に馴れていないところ…
出会いからして似ていた。誘われて嫌々行った場所にいたこと、興味のない由香にしきりに話しかけてきたこと。
悪いとは思いながらも、由香はノボルとお兄ちゃんを重ね合わせていた。



続きを読む >>


ランキングに参加しています。応援して頂けると嬉しいです。 にほんブログ村 写真ブログ 女性カメラマンへ にほんブログ村 写真ブログ 京都風景写真へ



| 2017.10.15 Sunday | ニタモノドウシ | comments(4) | - |
2017 愛媛レトロ旅 8
1.jpg
三津の渡し、写真の真ん中辺りに傘を差して船に乗ろうとしている人が見えますか?
あれが旦那。
ちょうどこの辺りで旦那を待ってる時、ものすごい雨でした。
続きを読む >>


ランキングに参加しています。応援して頂けると嬉しいです。 にほんブログ村 写真ブログ 女性カメラマンへ にほんブログ村 写真ブログ 京都風景写真へ



| 2017.10.12 Thursday | 旅行 | comments(6) | - |
京都から吉野へ
1.jpg
この前の日曜日、奈良の吉野へ行ってきました。
ドライブ…と言いたいところだけど、義父の希望で旦那のおばあちゃんとおばさんのお墓参りです。
しかぁし!その道のりはなかなか厳しいものでした。
片道3時間半、そのうちの1時間はとんでもない山道。前から対向車が来たらバックしなきゃ離合出来ない、でもバックしたら山から真っ逆さま…という感じの山道。

とりあえず1枚目は城陽、穏やかな道路からスタート。
とは言うものの、とんでもない山道では写真なんて撮れないのでそんな写真はないんですけどね。

続きを読む >>


ランキングに参加しています。応援して頂けると嬉しいです。 にほんブログ村 写真ブログ 女性カメラマンへ にほんブログ村 写真ブログ 京都風景写真へ



| 2017.10.11 Wednesday | 京都・神戸 | comments(4) | - |
第六章 苦悩 〜少しずつ動き始めた心の時計〜

「由香ちゃん、つきあってる人いるんでしょ?なのに、どうしてそんなに元気ないの?」
というノボルの言葉に、由香はポツリポツリと話し始めた。
つきあって半年。彼はバイトが忙しくなって、なかなか連絡をくれなくなったこと。寂しさをまぎらせるために、努力はしてみたけど、何をしても駄目だったこと。
それでも、彼をずっと待ってること。
「そっか、それは寂しいね。つきあってるのに片思いか」
「あなた、上手いこというね」
由香はちょっと笑ってみせたけど、ノボルは笑っていなかった。
「よし、じゃあ、俺がピンチヒッターっていうのはどう?」
「え?何?どういうこと?」
「その会えない彼氏の代わりを、俺がするって言ってるんだよ。何を言ってくれてもいいよ。行きたいところがあったら、どこにだって連れて行ってあげるし、したいことがあれば、何だってつきあう」
ノボルはキラキラした目で言った。
「ごめん、そういうのはちょっと…彼の代わりはどこにもいないから。私は彼じゃないと駄目なの」
由香は下を向いた。
今の自分の心と、ノボルの輝く瞳は、あまりにも対照的で、由香には彼の瞳が痛かった。

「そう…だよね。分かった。ごめん。確かに彼の代わりは俺には出来ないよね」
ノボルはしばらく黙った。あきらめてくれたかな?と思った時だった。
「じゃ、友達と遊びに行くって思ってよ?もしそれさえ嫌になったのなら、はっきりと嫌だって言ってくれればいいから。一人きりで寂しく家にこもってるだけじゃ身体に悪いって。ね?そうしようよ」
乗り気はしなかった。でも、このノボルの強引な、要求に近い提案を蹴散らす元気が、今の由香にはなかった。
「じゃ、友達としてね。私は、電話が好きじゃないし私からかけることは絶対にない。友達関係も、かなり頑張ってくれないと成立しないほどの不精者だよ。それでもいいの?」
「もちろん、それでいいよ。ありがとう。俺のことはノボルって呼んで。俺も克己が呼んでいたみたいに、由香って呼んでいい?」
ノボルはとても嬉しそうにはしゃいでいた。

それ以来、ノボルは日曜日になると朝からやってきて、いろんなところに遊びに連れて行ってくれた。
時には、たった5分話すだけのために、片道3時間をかけて来てくれた。
「1時間電話で話すよりも5分でも顔を見て話せる方がいい」
と、ノボルは笑った。
ノボルの家は、由香の家と片道70キロ離れていた。おまけに二人の家を行き来するには、片道1車線しかない狭い国道しかなく、もちろん、高速道路が走っている訳でもなく、渋滞してしまうと片道5時間近くかかることもあった。
それでもノボルは、朝暗いうちから車を飛ばして来てくれた。

不思議なことに、止っていた由香の心の時計は、それから少しずつ確実に動き始めていた。お兄ちゃんだけだった心は、他のことを考える余裕を持つことが出来た。
でもそれは、決してノボルを好きになるということではなかった。

友達としての興味しか持たない由香に、ノボルはとても優しかった。
由香と会う時間が減るから、とノボルはボーリング場のバイトを辞めてしまった。
「そんなことしたら困る」
と、何度も言ったのだが、彼は聞かなかった。
やはり、始めの印象通り、かなり強引な人だった。



続きを読む >>


ランキングに参加しています。応援して頂けると嬉しいです。 にほんブログ村 写真ブログ 女性カメラマンへ にほんブログ村 写真ブログ 京都風景写真へ



| 2017.10.10 Tuesday | ニタモノドウシ | comments(8) | - |
| 1/142 | >>